■本サイトはプロモーションが含まれています

ビタミンの種類(A,B,C,E)について/その特徴、不足したときの影響など

ビタミンに種類があることは、ほとんどの方がご存じかと思います。

でも、ビタミンAにはどんな特徴がありますか?不足すると体にどんな影響がありますか?と聞かれて、さっと答えられる人は、なかなかいないのではないでしょうか?

私もそうでした。ビタミンCは美容によいくらいは知ってましたが。

そこで今回は、ビタミンの種類と特徴、不足したときの影響などを調べてまとめてみました。

ビタミンAの特徴

ビタミンAは油脂に溶けるビタミンであることから、脂溶性ビタミンと呼ばれる種類に分類されます。

ビタミンAは、粘膜を丈夫にし、免疫力を高める働きがあるほか、目の網膜にある色素を形成します。

ビタミンAを摂取すると、肌の健康維持・発育の促進・喉や鼻の粘膜を健康に保つ・暗い所でも目が適切に順応できるようにする、などの効果が期待できます。

野菜にはカロチンの形で含まれ、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。

ビタミンAが不足すると?

ビタミンAが不足すると、夜盲症、感染症にかかりやすい、皮膚の角化症、などの症状が現れますが、ビタミンAはバランスの良い食生活を行っていればあまり不足することのない成分なので、積極的に摂取する必要はありません。

むしろ、脂溶性ビタミンは、身体に蓄積するため、摂りすぎると過剰症になる恐れがあります。頭痛、発疹、肝臓の障害、などが起こる可能性もあるので、摂りすぎには注意が必要です。

通常の食事であれば摂取過剰になることはないです。ビタミンAが多く含まれる食品は、緑黄色野菜・レバー・うなぎ・チーズやバターなどの乳製品・卵などです。中でも、緑黄色野菜からは特に摂りやすい成分です。

ビタミンBの特徴

ビタミンBは、水に溶けやすいことから水溶性ビタミンに分類されます。

ビタミンBは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12など複数の種類があり、お互いが関係しあって働いているために、これらのビタミンはまとめて「ビタミンB群」とよばれます。

ビタミンB群は特に代謝ビタミンとよばれ、私たちが生きるための源であるエネルギーをつくるのに必須です。

体内での働きとしては、たんばく質や糖質、脂質をエネルギーに変換する・赤血球の生成を促す・細胞分裂を促す・免疫力を強化する・皮膚や髪を健康に保つ、などの役割を持っています。

食品から摂ったビタミンB群はそのまますぐには働けません。いったんからだの中で働ける形に変えられてから、やっと働けるようになります。

このとき、働ける形になるにはいろんなビタミンB群がお互いに関係します。例えば、ナイアシンやビタミンB12は葉酸に、ビタミンB2はビタミンB6に必要です。

そのため、せっかく食べたビタミンB群にからだの中で効率的に働いてもらうには、ビタミンB群は単体ではなく複合体で一緒に摂るのが理想的です。

ビタミンBが不足すると?

ビタミンBが不足すると、疲れやすい、寝ても疲れがとれない、日中眠くなる、集中力が続かない、口内炎・口角炎ができやすい、風邪を引きやすいなどの症状が現れます。

このような症状が頻繁に起こる方は、ビタミンB不足を疑ってみてください。

ビタミンBは、ホウレンソウ・レバー・豚肉・かつお・マグロ・うなぎなど様々な食品に含まれていますので積極的に摂るようにしておきましょう。

ビタミンCの特徴

ビタミンCは、水に溶けやすいことから水溶性ビタミンに分類されます。

コラーゲンの生成に欠かせないことから、美容に不可欠な成分としても有名です。また、皮膚・粘膜の健康を保つだけでなく、病気への抵抗力を高めたり、抗酸化作用により動脈硬化や心疾患の予防にも有効です。

ビタミンCが不足すると?

ビタミンCは、通常の食生活であれば、あまり不足の心配は必要ありませんが、ビタミンCの特徴として、体内から放出され(失われ)やすいという特徴があります。

例えば、風邪をひくと、風邪のウィルスと直接的、間接的に闘うことで、ビタミンCは急激に失われます。また、たばこ1本で25~100mgのビタミンCが失われます。これは副流煙でも消費されてしまいます。

アルコールを多量に摂取すると、その分解を助けるビタミンCの消費も早くなることもわかっています。ビタミンCはストレスを跳ね返すメカニズムに関与しているため、普段の3~8倍の量が失われます。

このようにビタミンCは体内から失われやすく、また水溶性ビタミンのため、過剰摂取の心配がほとんどない事から、サプリメントなどで積極的に摂取しておきたい成分でもあります。

ビタミンEの特徴

ビタミンEも、ビタミンAと同様に脂溶性ビタミンのひとつです。

ビタミンEの主な働きとして、活性酸素を捕捉し無害化する「抗酸化作用」 が挙げられます。

身体の老化を促す因子として知られる活性酸素。ビタミンEは、強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害を消去しようと働くビタミンのひとつです。

また、身体の末端にある末梢血管を広げ、血行をよくする働きもあります。血液循環がよくなるため、筋肉疲労や頭痛にも効果があるといわれています。そのことから、生活習慣病や老化の抑制に有効だと言われています。

そのため、ビタミンEが手軽に摂取できるドリンクなども販売されています。

ビタミンEは、体内に蓄積する脂溶性ビタミンですが、他の脂溶性ビタミンに比べ毒性が弱く、過剰症が起こりにくいとされています。

ビタミンEが不足すると?

ビタミンEが不足すると、活性酸素が増えて、不飽和脂肪酸というものが酸化してしまいます。そうなると、その酸化されたものが、過酸化脂肪という物に変わり、細胞膜が弱くなります。その結果、貧血、動脈硬化、肌のしみ等の症状が現れます。

ビタミンEは、 アボカド・西洋かぼちゃ・アーモンドなどのナッツ類・魚介類・植物油などに多く含まれていますが、普段の食事での摂取が難しい成分のひとつでもあり、むしろサプリメントなどで積極的に取り入れたい成分と言えます。