女性が頭皮をケアするために使うべきシャンプーの選び方

若々しい髪の状態を保つには、頭皮のケアが大切です。
そのため、頭皮をケアするために役立つシャンプーも、いろんなメーカーから販売されていますが、いざ選ぶとなると数が多くて迷うこともあるでしょう。
そこで今回は、頭皮ケアシャンプーの選び方についてまとめてみました。
頭皮ケアシャンプーの選び方のコツ

シャンプーは年齢によって適切なものを選ぶ
年齢を重ねるとともに、意識するべきエイジングケアは変わっていきます。それは、髪だけではなく頭皮も同じです。
10代や20代の若い年齢のときというのは、活発に皮脂の分泌が行われますので、洗浄力が高いものを選んでも問題ありません。例えば、高級アルコール系のシャンプーなどです。
ですが、30代、40代と歳を重ねていくと、洗浄力より保湿やうるおいを意識してシャンプーを選ぶようにする必要が出てきます。洗浄力が抑えめのアミノ酸系シャンプーなどが好ましいです。
また、年齢によって気になる症状が違いますので、気になる症状に合わせた成分が配合されているシャンプーを積極的に選んでいきましょう。
頭皮にツヤが足りない
→アルガン油やオリーブ油などの植物油が配合されているシャンプー
髪のダメージやパサツキが気になる
→コラーゲンやセラミド、加水分解ケラチンなどが配合されているシャンプー
頭皮に衰えを感じる
→海藻エキスやアスタキサンチン、パンテノールといった成分が配合されているシャンプー
頭皮にツヤが足りないと感じていたら、アルガン油やオリーブ油などの植物油が配合されているシャンプーを選び、髪のダメージやパサツキが気になるようでしたら、コラーゲンやセラミド、加水分解ケラチンなどが配合されているもの、そして、頭皮に衰えを感じている場合は、頭皮を活性化させるために、海藻エキスやアスタキサンチン、パンテノールといった成分が配合されているシャンプーを選ぶようにしましょう。
成分で選ぶ場合、シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーで悩むこともあるかと思います。
なんとなくノンシリコンシャンプーのほうがエイジングケアには良さそうなイメージを持たれているかもしれませんが、一概にそうともいえません。
ノンシリコンのシャンプーには、コンディショニングの成分が含まれていたり、髪がきしみやすかったり、クシの通りがわるくなったりしてしまうこともあります。
コンディショニング成分が含まれていると、洗い流しきるのが難しく、頭皮に成分が残ってしまったりすることがありますので、頭皮のダメージを気にする場合は、洗い流しのことを考えて、シリコンシャンプーにしたほうが良い場合もあるということを覚えておきましょう。
洗浄力を決める界面活性剤の種類を確認する
年齢によって選ぶシャンプーを変えるのが最大のポイントとなりますが、その際に注目すべきなのが洗浄力です。
洗浄力は使ってみないとわからないと思っている人が多いのですが、実はそうではなく、洗浄成分である界面活性剤を見ることでそのシャンプーの洗浄力を知ることができます。
また、界面活性剤はある程度の種類に分かれているので、種類分けを確認するだけでもある程度の洗浄力を知ることができます。たとえば、高級アルコール系は、刺激は強いが洗浄力が高く、アミノ酸系は、刺激が少ないかわりに洗浄力は控えめというような具合です。
その他にも、ベタイン系、せっけん系、タウリン系などがありますので、それぞれの系統別に特徴を確認しておきましょう。
高級アルコール系
洗浄力が高いが刺激も強いのが特徴。泡立ちの良さもポイント。ラウリル硫酸Naや、ラウレス硫酸Naと表記されている。
アミノ酸系
控えめな洗浄力と刺激の低さが特徴。しっとりする代わりに泡立ちは控えめ。ココイルメチルアラニンNaや、ラウロイルメチルアラニンNaと表記されている。
ベタイン系
刺激や低く、粘着性が高いのが特徴。両性の界面活性剤。コカミドプロビルベタインや、ラウラミドプロピルベタインと表記されている。
タウリン系
肌にやさしく低刺激なのが特徴。タウリンという洗浄成分は、含硫アミノ酸から作られている。ラウロイルメチルタウリンNaや、ココイルメチルタウリンNaと表記されている。
やっぱり無添加のシャンプーを選んだほうがいいのか?
シャンプーを選ぶ際に、無添加という表示を目にしたことがあると思います。
無添加のシャンプーがあるなら、無添加のものを選んだほうがいいんじゃないかと思うかもしれませんが、一概にそうだとはいえません。
なぜなら、添加物が入っていないシャンプーは、せっけん系のものが多いのですが、せっけんのカスが頭皮に残ってしまったり、髪の毛に潤い成分が足りずに、キシんだりしてしまうことがあるからです。
その結果として、髪の毛がごわつくなってことも起こりえます。そうなってしまうと、逆に髪を痛めてしまうことにもつながりますので、日頃から髪の毛のダメージが気になっている場合は、無添加のものを避けたほうが良い場合もあります。
また、天然エキス配合などの表記されていても、配合されている量が影響を与えない程度の少量だったりする場合もありますので、配合されている量には注意が必要です。

某大手化粧品会社で15年勤務。現在はWEBライターとして美容系の記事などを書くお仕事をしています。